『~すべき』の呪縛から、解放された話

「努力すべき」だと、
誰が決めたのでしょうか。

成績は上がるべき。
いい学校に行くべき。
正社員になるべき。
結婚すべき。

そうやって、私たちは
ずっと走らされてきました。

けれど、ふと立ち止まったとき、
こう思いませんか。

——私は、何のために、
こんなに頑張ってきたんだろう。

私たち世代が、植え付けられてきたもの

私たち世代は、
学校で「努力すべき」を教えられてきました。

それらは、
誰かに「本当にそうなの?」と
聞かれたことのないまま、
心の奥に、当たり前として
刷り込まれていきました。

努力すれば、報われる。
頑張れば、幸せになれる。

そう信じて、
朝早く起きて、
満員電車に乗って、
言いたいことを飲み込んで、
それでも「頑張らなきゃ」と
自分に言い続けてきた。

そして「すべき」は、
学校を卒業しても、
会社を辞めても、
子育てが一段落しても、
鳴りやみません。

長い時間をかけて、
そう思うように仕込まれてきたからです。

「すべき」は、会話の中にも隠れている

ママ友と話していると、
話題はたいてい、子どものことになります。

いい学校に入った話。
スポーツでいい成績を取った話。
いい会社に就職した話。
地方にいると、
東京の大学に進学した話、
東京に就職が決まった話。

もちろん、
才能に恵まれて、
本人が努力してつかみ取ったものは、
素晴らしいと思います。

けれど、いつも気になることがあります。

ママ友自身の話が、出てこないのです。

全部、子どもの「すべき」が
うまくいった話、
もしくは、うまくいかせたい話。

私はあなたの話がしたい。

あなたが最近、何を感じて、
何に迷っているのか。

もしかしたら、
「いい母であるべき」という呪文が、
自分の話をすることさえ、
許さなくなっているのかもしれません。

断ち切れない連鎖

そして、もう一つ気づいたことがあります。

私たち大人が、
子どもたちに、
また同じ呪文を渡してしまっている。

勉強すべき。
いい学校に行くべき。
安定した仕事に就くべき。

断ち切れない連鎖です。

時代は、大きく変わっています。

今の子どもたちは、
生まれたときからパソコンがあり、
スマートフォンがあり、
私たち大人よりも、
ずっと進化していると思います。

なのに、私たちが渡しているものは、
昭和の感覚のままの「〜すべき」。

私たちが呪文に気づくことは、
自分のためだけではありません。
次の世代に、
同じ呪縛を渡さないためでもあるのです。

小さな第一歩——「すべき」を疑ってみる

今日、一つだけでいいのです。

「これは本当に、すべきことなのか」
「それとも、昔から
そう思い込んでいただけなのか」

そう、自分に問いかけてみてください。

「努力すべき」の呪縛は、
何十年もかけて、
私たちの中に根を張ってきました。

だから、簡単には外れません。
気づいただけで消えるほど、
甘いものでもありません。

けれど、気づかなければ、
一生そのままです。

気づいた今日が、始まりです。

その小さな積み重ねが、
いつかあなたの人生を、
静かに変えていく、きっと。

🌙月城凛音

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この記事を書いた人

本音と直感を整える人。50代。会社員時代に人間関係で心と体を壊し、ノート・アロマ・瞑想で自分を取り戻しました。その経験から、40〜50代女性に向けて「もう、頑張らなくていい」を静かに届けています。

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